18世紀以降「小説」が「世界文学」の中核を占めるようになる過程で何が起きていたのか。心的/社会事象を言語に変換するプログラムは資本主義に連動しながらいかに進化してきたのか。2025年3月に刊行される批評家・福嶋亮大さんの新刊『世界文学のアーキテクチャ』では、「世界文学」の起源を探り、その設計思想の変遷をひとつの物語として大胆に描き出します。

本書の刊行を記念して、同書の序章を特別公開します。