古今東西さまざまな表象文化を研究する批評家・石岡良治さんが美術展を音声&動画でディープに解説する連載「石岡美術館」。今回一緒に巡ったのは、森美術館で開催の「STARS展」です。国際的に活躍するアーティスト6人の「STAR」たちの作品が一堂に会した豪華な現代美術展を、はたして石岡さんはどう見たのでしょうか。
「石岡美術館」のこれまでの連載記事は、こちらにまとまっています。よかったら、読んでみてください。
端的に言うとね。
イヤホンの準備はできましたか? それでは、↓のガイド音声or動画本編をお楽しみください!
▲美術館のイヤホンガイド気分でページを眺めながら楽しみたい方は、上のバーから音声版の再生を。石岡さんの解説に集中したい方は、下の動画版をご視聴ください。
石岡美術館は、古今東西さまざまな表象文化を研究されている批評家・石岡良治さんとPLANETS編集部がさまざまなジャンルの美術展をめぐり、展示作品の解説を音声&動画でガイドしていただく企画です。今回取り上げるのは、東京都六本木の森美術館で2020年7月31日から2021年1月3日まで開催の「STARS展:現代美術のスターたち─日本から世界へ」です。


この展覧会は、国際的に高い評価を受ける草間彌生、李禹煥、宮島達男、村上隆、奈良美智、杉本博司という6人のアーティストの初期作品および最新作品を一挙に展示する、まさに日本現代アート界の「STAR」たちによる展示です。会場内には各アーティストの作品だけでなく、戦後の日本美術がどのようにして海外に受容されていったのかを表にしたアーカイブ展示エリアもあり、まさに日本現代アートの「今」が概観できる構成となっています。
それでは、各アーティストの展示と、石岡さんのコメントを写真とともにどうぞ!















今回は前回、前々回と違い、石岡さんが考えながら「実はこれがわからないんですよ」と言いながら展示を行き来していたのが印象的でした。果たしてその思考の結果、たどりついた石岡さんの解釈とは……? 気になる方は本編での解説をお聞きください!

ガイド内で取り上げた作品一覧
■村上隆《ヒロポン》1997年
※写真は別の展覧会のもの(出典)
言及箇所 25:48、26:24

■村上隆《マイ・ロンサム・カウボーイ》1998 年
※写真は別の展覧会のもの(出典)
言及箇所 25:48、26:49

■村上隆《Ko2ちゃん(プロジェクトKo2)》1997 年
※写真は別の展覧会のもの(出典)
言及箇所 25:48

■村上隆《阿像》2014 年、《吽像》2014 年
※写真は別の展覧会のもの(出典)
言及箇所 29:20

■李禹煥《関係項》1969/2020 年
言及箇所 35:50

■李禹煥《関係項—不協和音》2004/2020 年
言及箇所 36:50

■李禹煥《対話》2019年、李禹煥《対話》2020年
言及箇所 37:03

■草間彌生《無限の網》1965 年
言及箇所 44:32

■草間彌生《芽生え》1992 年
言及箇所 48:49

■草間彌生《天上よりの啓示(B)》1993年
言及箇所 48:49

■草間彌生《ピンクボート》1992年
言及箇所 49:10

■草間彌生《たくさんの愛のすばらしさ》2019年
言及箇所 49:17

■宮島達男《30万年の時計》1987 年
言及箇所 53:37

■宮島達男《「時の海—東北」プロジェクト(2020 東京)》2020年
言及箇所 55:52

■奈良美智《作家の部屋の中から》2020年
言及箇所 01:08:13


■奈良美智《Voyage of the Moon (Resting Moon) /Voyage of the Moon》2006 年
言及箇所 1:09:08

■奈良美智《Miss Moonlight》2020 年
言及箇所 1:14:21

■奈良美智《Lonely Moon / Voyage of the Moon》2006年
言及箇所 1:15:07

■杉本博司《シロクマ》1976 年
言及箇所 01:18:17、01:18:55

■杉本博司 左から《Revolution 008 カリブ海、ユカタン》1990年、《Revolution 001, 北大西洋、ニューファンドランド》1982 年、《Revolution 002 北大西洋、ニューファンドランド》1982年
言及箇所 01:18:27

■ギベオン隕石 ナミビア、グレートナマランド、ギベオン、1838 年 発見
言及箇所 01:19:27

■ロバート・スミッソン《スパイラルジェッティ》1970年〜(Google Map)
言及箇所 01:19:46

ガイド内で言及した書籍一覧
■辻惟雄、 村上隆 『熱闘! 日本美術史』(とんぼの本)新潮社
■李禹煥 『出会いを求めて――現代美術の始源【新版】』みすず書房
■ 草間彌生『無限の網―草間彌生自伝』新潮社
■『Casa BRUTUS特別編集 【完全版】杉本博司が案内する おさらい日本の名建築』マガジンハウス
[了]
この記事は、石堂実花が執筆を、岡庭正利が音声・動画編集をつとめ、2020年12月24日に公開しました。
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