日本社会にとってコロナ禍とは何か|宮田裕章
新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界各国の社会体制が抱えていたさまざまな課題が、それぞれに顕在化しました。もちろん日本も例外ではありません。では、コロナ禍が浮き彫りにしたこの国の“ほんとうの問題”とは何なのか、LINEでの全国調査を手がけた宮田裕章さんに伺いました。どうすればこの危機を転機に変えていけるのか、諦めないための対話です。
連日の感染者発表、緊急事態宣言、それに世界各地での動乱。数々の異常を経て、いつしか私たちの日常は大きく変わっていました。ウイルスから身を守るための在宅ワークや自粛を強いられるなかで、都市でのライフスタイルや社会の在り方は、これからどこへ向かっていくのか。コロナ禍が浮き彫りにした課題とチャンスについて、様々な角度から見つめ直してみた記事たちです。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界各国の社会体制が抱えていたさまざまな課題が、それぞれに顕在化しました。もちろん日本も例外ではありません。では、コロナ禍が浮き彫りにしたこの国の“ほんとうの問題”とは何なのか、LINEでの全国調査を手がけた宮田裕章さんに伺いました。どうすればこの危機を転機に変えていけるのか、諦めないための対話です。
東日本大震災から9年。いま、ウイルスという目に見えない存在が、再びわたしたちの生活を揺るがしています。メディアの報道と政府の対応に翻弄される日々の中で、福嶋亮大さんは、こう呼びかけます。「いまわたしたちが直面している現実が、正しくも、美しくもないことを引き受けるべきである」と。ひと呼吸おいて、読んでみてください。
緊急事態宣言下で、ゴーストタウンのように人影の消えた新国立競技場周辺。国を挙げて「ひとつにまとまる」祭典の晴れ舞台になるはずだったその場所は、いま不気味な静寂に包まれています。そんな非日常的な日常の風景を走りながら、「ばらばらのものを、ばらばらのままつなげる」ために必要な知恵について、改めて考えてみました。ゆっくりと読んでみてください。
長引く自粛生活、そろそろ限界。そう思ってしまったあなたはまだ甘い。知的情熱と技術さえあれば、むしろ自粛生活はさらなる高みに登る好機ですらある。そう断言する人物がいます。早稲田大学准教授・石岡良治。コロナ禍以前から積極的に引きこもり、アニメから現代アートまで視覚文化の知識では「日本最強」と言われる伝説の男の知的生活の方法がいま明かされます。
この数ヶ月、世界の主要都市が次々と封鎖され、グローバルなメガシティ化の影で見過ごされてきた問題が明らかになりました。それは同時に、人々が当たり前だと思っていた働き方や住まい方を、足元から見つめ直す機会でもあったと思います。これから先の「都市」は、どんなふうに変わっていくべきなのか。ちょっと大きな問いですが、建築家の門脇さん、ライゾマの齋藤さんと一緒に、考え始めていくことにしました。
茂木健一郎さんと、久々にじっくり話しました。(そんなつもりはなかったけど)結果的にコロナ禍の時代とシンクロしてしまった『遅いインターネット』の脳科学的な掘り下げを出発点に、身体と情報のつながり方の問題や、戦後思想のあたらしい受け止め方、それにこれからの世界のゆく先など、射程の長い対話ができたと思います。ぜひ、何かのヒントを持ち帰ってください。