

中心をもたない、現象としてのゲームについて
「ゲームや遊びとは何か?」
ゲームや遊びに関わる多様な現象——ルール、コミュニケーション、非日常など——が興味深いかたちで相互に関係しあっている、その複雑さをゲーム研究者の井上明人さんが論じます。
これまでに下記のような特集や連載を制作しました。ぜひ、じっくりとお楽しみください。
「ゲームや遊びとは何か?」
ゲームや遊びに関わる多様な現象——ルール、コミュニケーション、非日常など——が興味深いかたちで相互に関係しあっている、その複雑さをゲーム研究者の井上明人さんが論じます。
批評家の濱野智史さんによる連載「リハビリテーション・ジャーナル」。指定難病「特発性大腿骨頭壊死症」にかかり、人工股関節を入れる手術を受けるため、約1ヶ月間の入院生活を送ることとなった濱野さん。人生初の経験となる長期にわたる入院生活、そしてその後のリハビリ生活の中で見えてきたノウハウやメソッドを紹介しながら、「健康」と「身体」を見つめ直していきます。
日本におけるフリースクールの先駆者、白井智子さんによる新刊『脱「学校」論:誰も取り残されない教育をつくる』の先行配信連載です。子どもたち一人一人に対応できていない「学校」というシステム、そして現代の「親ガチャ」の世界。そんな日本の学校教育が抱える生々しい問題点、そしてその足りない部分を補完する新たな教育システムの具体的な構想を、国内の「フリースクール」黎明期より約30年、「誰も取り残されない教育」づくりに奔走してきた白井さんが分析・提案します。
SNSのプラットフォームがインターネットをどうしようもなく拙速に、窮屈にしてしまっているいま、もっと人間が自由に慣れる場所を、それも実空間につくることはできないか──そんな考えからはじまったのが「庭プロジェクト」です。建築から人類学までさまざまな分野のプロフェッショナルが、官民産学を問わず集まって知恵を出し合う研究会の模様をレポートしていきます。
書評家の三宅香帆さんによる、国内のさまざまなフィクションで幾度も反復して描かれてきた「母」と「娘」の物語に潜む本質を読み解く連載です。
フォン・ノイマン、ゲーデル、それにタルスキ。20世紀科学革命の牽引役となり、現代のコンピューターサイエンスの礎を築いた彼らの知の背景には、中欧オーストリアで育まれた科学と哲学の伝統がありました。分析哲学研究者・小山虎さんが、新大陸アメリカで開花した情報技術の知られざる出自を探ります。
「茶」や「工芸」といった日本の伝統文化がもつ本来の可能性を甦らせるため、さまざまな分野の才能とのコラボレーションを通じて現代へのアップデートに取り組んでいる丸若裕俊さん。この連載では〈タイムレス〉をキーワードに、もう一度日本から暮らしのかたちを提案します。
18世紀以降「小説」が「世界文学」の中核を占めるようになる過程で何が起きていたのか。心的/社会事象を言語に変換するプログラムは資本主義に連動しながらいかに進化してきたのか。2025年3月に刊行される批評家・福嶋亮大さんの新刊『世界文学のアーキテクチャ』では、「世界文学」の起源を探り、その設計思想の変遷をひとつの物語として大胆に描き出します。
本書の刊行を記念して、同書の序章を特別公開します。
「働き方改革」、そしてコロナ禍を経て、リモートワークや副業も普及し、日本企業における働き方は大きく変わりました。しかし、その一方で、新しいワークスタイルの中での「休み方」はまだまだ確立されていません。今、働く人はどのように「休む」べきなのでしょうか? メンタルヘルスや健康、そして場づくりなどさまざまな領域のプレイヤーをお招きし、対話しながら考えていきます。
〈チームラボ〉のリーダー・猪子寿之さんと宇野常寛の対談です。大きな変貌を遂げていく2020以降の世界に向けて、デジタルアートはどんなビジョンやメッセージを発していけるのか。「境界のない世界」を目指し続けるチームラボの作品たちはどのように生まれ、そしてなぜ人間の心を動かすのか。その創作の背景を言葉に置き換える連載です。
新興国や周縁国の経済の中で、重要な役割を果たしているのが、正規の流通ルートからは外れた「インフォーマルマーケット」です。そのパワフルな姿に魅せられた国際コンサルタントの佐藤翔さんが、世界五大陸の非正規市場の実情を地域ごとにリポートしながら、表向きの市場だけでは見えてこない、草の根の世界経済を分析します。
編集者・ライターの小池真幸さんによるインタビュー連載です。公と民間、アカデミズムとジャーナリズム、大企業とスタートアップ、人文知と工学知……世の中には、さまざまな対立項があります。そうした「界隈」や「業界」にとらわれず、領域を横断して活動する人びとを紹介していきます。