

特別企画東京2020 オルタナティブ・オリンピック・プロジェクト再考
思わぬ災厄で、ついに吹き飛んでしまった2020年の東京五輪。けれどもPLANETSでは、「自分たちだったらこう考える」というオルタナティブなオリンピック/パラリンピックのビジョンを徹底的に議論して、2015年に一冊の本にまとめています。これからの進む先を見失わないためにも、今だからこそ読み直してほしい当時の提言(の一部)を、改めて一挙公開します。
これまでに下記のような特集や連載を制作しました。ぜひ、じっくりとお楽しみください。
思わぬ災厄で、ついに吹き飛んでしまった2020年の東京五輪。けれどもPLANETSでは、「自分たちだったらこう考える」というオルタナティブなオリンピック/パラリンピックのビジョンを徹底的に議論して、2015年に一冊の本にまとめています。これからの進む先を見失わないためにも、今だからこそ読み直してほしい当時の提言(の一部)を、改めて一挙公開します。
2020年2月、PLANETSはあたらしいウェブマガジン「遅いインターネット」をはじめました。なぜ「遅い」インターネットなのか、「遅い」ことではじめてできる面白いこととか、「遅い」ことではじめて見えてくるものについて仲間たちと話し合いました。
連日の感染者発表、緊急事態宣言、それに世界各地での動乱。数々の異常を経て、いつしか私たちの日常は大きく変わっていました。ウイルスから身を守るための在宅ワークや自粛を強いられるなかで、都市でのライフスタイルや社会の在り方は、これからどこへ向かっていくのか。コロナ禍が浮き彫りにした課題とチャンスについて、様々な角度から見つめ直してみた記事たちです。
この国の食環境が、いま急速に変わりつつあります。以前と同じようには外食が楽しみづらいなか、自宅での料理への取り組み方や、フードデリバリーやお取り寄せといった中食の活用など、あたらしい選択肢が増えてきています。そこでこのタイミングで、あらためて「食べる」ことを豊かにしていくための手がかりを、いくつかの記事で考えてみました。
「遊び」という言葉でどんなことを思い浮かべますか? 子どものころに夢中になった「虫取り」や「鬼ごっこ」、昼夜問わずアクセスしてしまうオンラインゲーム、演劇やライブなどのエンターテインメント、上司に教えられた「大人の遊び」……。そんな「遊び」の現在と未来について、あらためて見つめ直してみる記事をいくつかご用意しました。あなたにとっての「遊び」とはなにか、ぜひ考えながら見つけてみてください。
「ゲームや遊びとは何か?」
ゲームや遊びに関わる多様な現象——ルール、コミュニケーション、非日常など——が興味深いかたちで相互に関係しあっている、その複雑さをゲーム研究者の井上明人さんが論じます。
批評家の濱野智史さんによる連載「リハビリテーション・ジャーナル」。指定難病「特発性大腿骨頭壊死症」にかかり、人工股関節を入れる手術を受けるため、約1ヶ月間の入院生活を送ることとなった濱野さん。人生初の経験となる長期にわたる入院生活、そしてその後のリハビリ生活の中で見えてきたノウハウやメソッドを紹介しながら、「健康」と「身体」を見つめ直していきます。
日本におけるフリースクールの先駆者、白井智子さんによる新刊『脱「学校」論:誰も取り残されない教育をつくる』の先行配信連載です。子どもたち一人一人に対応できていない「学校」というシステム、そして現代の「親ガチャ」の世界。そんな日本の学校教育が抱える生々しい問題点、そしてその足りない部分を補完する新たな教育システムの具体的な構想を、国内の「フリースクール」黎明期より約30年、「誰も取り残されない教育」づくりに奔走してきた白井さんが分析・提案します。
SNSのプラットフォームがインターネットをどうしようもなく拙速に、窮屈にしてしまっているいま、もっと人間が自由に慣れる場所を、それも実空間につくることはできないか──そんな考えからはじまったのが「庭プロジェクト」です。建築から人類学までさまざまな分野のプロフェッショナルが、官民産学を問わず集まって知恵を出し合う研究会の模様をレポートしていきます。
書評家の三宅香帆さんによる、国内のさまざまなフィクションで幾度も反復して描かれてきた「母」と「娘」の物語に潜む本質を読み解く連載です。
フォン・ノイマン、ゲーデル、それにタルスキ。20世紀科学革命の牽引役となり、現代のコンピューターサイエンスの礎を築いた彼らの知の背景には、中欧オーストリアで育まれた科学と哲学の伝統がありました。分析哲学研究者・小山虎さんが、新大陸アメリカで開花した情報技術の知られざる出自を探ります。
「茶」や「工芸」といった日本の伝統文化がもつ本来の可能性を甦らせるため、さまざまな分野の才能とのコラボレーションを通じて現代へのアップデートに取り組んでいる丸若裕俊さん。この連載では〈タイムレス〉をキーワードに、もう一度日本から暮らしのかたちを提案します。