タグ「池田明季哉」の記事一覧
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“kakkoii”の誕生|トランスフォーマー(6)「ロボット、自動車、都市、そして身体」
デザイナー/ライター/小説家の池田明季哉さんによる連載『“kakkoii”の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝』。前回に引きつづき、玩具としての「トランスフォーマー」シリーズのプロダクト展開から読み取れる意志を読み解きます。
アメリカと日本で横断展開された「トランスフォーマー」シリーズでは、同じ仕様の商品であっても、とりわけ「合体」の意味論をめぐって、双方の物語メディアでの解釈が大きく異なります。そこで表面化した、ロボットの「心」と「身体」をめぐる思想の違いとは?記事を読む“kakkoii”の誕生|トランスフォーマー(5)「合体するロボットたちの主体とリーダーシップ」
デザイナー/ライター/小説家の池田明季哉さんによる連載『”kakkoii”の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝』。今回からは改めて『トランスフォーマー』について、玩具としてのプロダクト展開を歴史的に辿っていきます。
日本のタカラとアメリカのハズブロ社の2社によって作り上げられた「トランスフォーマー」シリーズは、日本とアメリカ、それぞれの美学の綱引きによって移り変わっていきました。今回はその中でも「合体戦士」に着目し、合体にまつわる日米の価値観の違いをひもときます。記事を読む“kakkoii”の誕生|第3章 ビーダマン(2)「炎の魔神」がビー玉に宿した魂
デザイナー/小説家の池田明季哉さんが20世紀末のボーイズトイデザインを振り返る連載「“kakkoii”の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝」。
前回に引き続き、ビーダマンシリーズのデザインに宿る想像力を分析していきます。人間にとっての道具に過ぎなかったシリーズ初期のイメージは、その身体に人格が付与されていった「爆外伝」シリーズにおいてどのような変化を受けたのでしょうか?記事を読む“kakkoii”の誕生|第3章 ビーダマン(1)スナイパーが殺し屋にならなかった理由
デザイナー/小説家の池田明季哉さんが20世紀末のボーイズトイデザインを振り返る連載「“kakkoii”の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝」。今回から、90年代半ばにブームとなったビーダマンシリーズを取り上げます。銃器を想起するデザインに潜んだ暴力性に対し、競技ルールに忠実に則る少年たちの「倫理」はどのように立ち向かったのか。
記事を読む“kakkoii”の誕生|第2章 ミニ四駆(5)「マグナムに叫ぶようにアレクサを呼ぶ」
デザイナー/小説家の池田明季哉さんが20世紀末のボーイズトイデザインを振り返る連載「“kakkoii”の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝」。今回は、これまでのミニ四駆への論考を総括し、情報社会下での男性的美学について考察します。
自動運転をはじめとする近年のAI技術と、ミニ四駆に「魂」を見出す想像力が掛け合わさるとき、どのような美学が発見されるのでしょうか?記事を読む“kakkoii”の誕生|第2章 ミニ四駆(4)「もうひとりのディカプリオ、もうひとつのプリウス」
デザイナー/小説家の池田明季哉さんによる連載『“kakkoii”の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝』。今回はミニ四駆についての論考第4回です。「レッツ&ゴー」シリーズで描かれた少年たちの「成熟」忌避的態度は、20世紀的な男性性至上主義への批判、そしてユーザー間のボトムアップによるコミュニティ形成がもたらす第3次ミニ四駆ブームの確立に成功しました。しかしその一方で、「成熟」の拒否は社会との接続をも否定してしまうという新たな課題に直面しているのでした。
記事を読む“kakkoii”の誕生 | 第2章 ミニ四駆(3)ここに戻ってきた少年たち、どこにも行かない少年たち
デザイナー/小説家の池田明季哉さんによる連載『“kakkoii”の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝』。前回に引き続き、第2次ミニ四駆ブームを象徴する『爆走兄弟!!レッツ&ゴー』を取り上げます。少年たちの「成熟」像をあえて提示しないことで、ミニ四駆のスポーツ的美学を明らかにした同作。20年後の現在に制作されている続編群では、「成熟」というテーマがどのように扱われているのでしょうか?
記事を読む“kakkoii”の誕生 | 第2章 ミニ四駆(2)ミニ四駆のコックピットには誰が乗っているのか
デザイナー/ライター/小説家の池田明季哉さんが20世紀末のボーイズトイデザインを振り返る連載「”kakkoii”の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝」。今回は、第一次ミニ四駆ブームと『ダッシュ!四駆郎』について論じた前回に続いて、ミニ四駆の第二次ブームと『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』とフルカウルミニ四駆が宿した「キャラクター」性に迫ります。
記事を読む“kakkoii”の誕生 | 第2章 ミニ四駆(1)「皇帝(エンペラー)は地平(ホライゾン)に辿り着いたか」
ボーイズトイの歴史をたどりながら、デザイナー/小説家の池田明季哉さんが”kawaii”ならぬ”kakkoii”の新たなかたちを考えていく連載『”kakkoii”の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝』。トランスフォーマーを扱った1章に続き、第2章で取り上げるのはミニ四駆です。黎明期から第一次ブームを振り返り、漫画『ダッシュ!四駆郎』とその登場マシン「皇帝(エンペラー)」に託された成熟のイメージを読み解きます。
記事を読む“kakkoii”の誕生 | 第1章 トランスフォーマー(4)「乗り込めない3DCG、乗り込めるおもちゃ」
20世紀末ボーイズトイデザインの変遷を振り返ることで、これからの“kakkoii”を探求する連載『”kakkoii”の誕生』。今回は映画版トランスフォーマーが描くことのできなかった「新たな男性性」を、おもちゃと3DCGという表現形式の違いに着目して考察します。トランスフォーマー編、最終回です。
記事を読む“kakkoii”の誕生 | 第1章 トランスフォーマー(3)2009年-2016年:西から東へ、軍人から騎士へ
20世紀末ボーイズトイデザインの変遷を振り返ることで、新たな“kakkoii”を探求する連載『“kakkoii”の誕生』。今回は『トランスフォーマー/リベンジ』以降の映画版トランスフォーマーシリーズが描こうとして挫折し続けてきた成熟のイメージを、「騎士」というモチーフを中心に論じます。
記事を読む“kakkoii”の誕生 | 第1章 トランスフォーマー(2)「2007年:ハリウッドの生んだ意外な双子、イーストウッドとオプティマス」
デザイナー/ライター/小説家の池田明季哉さんによる連載『“kakkoii”の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝』。今回は映画版『トランスフォーマー』シリーズについての論考です。ラジー賞を受賞し「最低の映画」とまで評された本シリーズ。しかしその裏には、アカデミー賞も受賞したクリント・イーストウッドが監督・主演した名作『グラン・トリノ』と、驚くほど類似したアメリカ的な問題設定が隠されていたのです。
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