「2021年8月」の記事一覧
「2021年8月」に公開された
選りすぐりの記事一覧です。
菊池昌枝|ひびのひのにっき 第3回 使い続けるもの
滋賀県のとある街で、推定築130年を超える町家に住む菊池昌枝さん。この連載ではひょんなことから町家に住むことになった菊池さんが、「古いもの」とともに生きる、一風変わった日々のくらしを綴ります。今回は、前の住民から引き継がれた古道具たちが主人公です。古民家とともに歴史を刻んできたさまざまな「もの」たち。それらを使い続け、時には人に譲り、引き継いでいくことの意味について考えます。
記事を読むインフォーマルマーケットから見る世界|イスラエルのダウンロード・バレーとモロッコのデルブガレフ・バレー 地中海インフォーマル経済とイノベーション
国際コンサルタントの佐藤翔さんによる連載「インフォーマルマーケットから見る世界──七つの海をこえる非正規市場たち」。
今回は地中海東西のイスラエルとモロッコのインフォーマルマーケットを紹介します。片やハイテク中のハイテクでグローバルビジネスを展開、片やローテクの掘っ立て小屋で北アフリカのIT産業の裾野を広げている二つの「バレー」の実態に迫り、それぞれが果たしている起業文化への影響を考察します。記事を読むシリアスレジャーとはなにか?──「好きを仕事に」しない道をつくる|趣味研究者・杉山昂平
「好きを仕事に」だけが正解なのでしょうか? あえて仕事にせず、「趣味」として真剣に取り組む道だってあるはずです。休息や気晴らしではなく、自分のやりたいことを実現するために行われる趣味である「シリアスレジャー」について、余暇研究と学習科学の学際的な立場から趣味を研究している杉山昂平さんに寄稿してもらいました。趣味としてやっていく選択肢の意味から、楽しみ方の学習や学習環境デザインの必要性まで、シリアスレジャーの現在地と可能性に迫ります。
記事を読む白土晴一|東京そぞろ歩き 第4回 西武新宿駅から歌舞伎町一丁目、花道通り、歌舞伎町二丁目まで
リサーチャー・白土晴一さんが、心のおもむくまま東京の街を歩き回る連載「東京そぞろ歩き」。今回は眠らない街・新宿歌舞伎町を歩きます。関東大震災後と戦後の2度の復興計画を契機に生まれ変わり、日本を代表する歓楽街として発展を遂げてきた歌舞伎町は、コロナ禍を経て現在どんな素顔を見せているのか。白土さんがそのカオスな魅力に迫ります。
記事を読む“kakkoii”の誕生|第3章 ビーダマン(1)スナイパーが殺し屋にならなかった理由
デザイナー/小説家の池田明季哉さんが20世紀末のボーイズトイデザインを振り返る連載「“kakkoii”の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝」。今回から、90年代半ばにブームとなったビーダマンシリーズを取り上げます。銃器を想起するデザインに潜んだ暴力性に対し、競技ルールに忠実に則る少年たちの「倫理」はどのように立ち向かったのか。
記事を読む消極性研究会 | 第15回 コミュニティを発生させるリモートワークでのチャット活用
チャットツールを使ったリモートワークもいまや当たり前のものとなりつつありますが、オフラインであれば感じ取れるはずの組織の雰囲気がつかみにくかったりすると、コミュニケーションに問題が生まれてしまいます。
今回は、実際に会社員としてチャットツールを使いながら働く簗瀬さんに、リモートコミュニケーションを円滑に進めるためのコツを紹介していただきました。記事を読む「気仙沼的生き方」のススメーこの10年を気仙沼から振り返る|小野寺靖忠
東日本大震災から今年で10年。あの日から「被災地」と呼ばれるようになった土地をめぐるため、宇野常寛とPLANETS編集部が東北の地を訪れました。今回は旅の途中に訪れた、宮城県気仙沼市のコーヒーショップ「アンカーコーヒー」を経営する小野寺靖忠さんのインタビューをお届けします。古くから外に開かれた漁業で栄えてきた港町で、小野寺さんが取り組んできたことや、これからの地方のあり方について伺いました。
記事を読むいま都市に必要なのは「微生物の多様性」だ|伊藤光平
編集者・ライターの小池真幸さんが、「界隈」や「業界」にとらわれず、領域を横断して活動する人びとを紹介する連載「横断者たち」。今回は、都市環境の微生物コミュニティの研究者であり、バイオベンチャーBIOTAの創業者でもある伊藤光平さんに話を伺いました。「除菌」ではなく微生物の多様性を高めることを目指す方向への衛生観念の刷新、その実現に向けて必要な「微生物の身体性」獲得の方法を考えていきます。
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