

これまでに更新した記事の一覧です。
「好きを仕事に」だけが正解なのでしょうか? あえて仕事にせず、「趣味」として真剣に取り組む道だってあるはずです。休息や気晴らしではなく、自分のやりたいことを実現するために行われる趣味である「シリアスレジャー」について、余暇研究と学習科学の学際的な立場から趣味を研究している杉山昂平さんに寄稿してもらいました。趣味としてやっていく選択肢の意味から、楽しみ方の学習や学習環境デザインの必要性まで、シリアスレジャーの現在地と可能性に迫ります。
リサーチャー・白土晴一さんが、心のおもむくまま東京の街を歩き回る連載「東京そぞろ歩き」。今回は眠らない街・新宿歌舞伎町を歩きます。関東大震災後と戦後の2度の復興計画を契機に生まれ変わり、日本を代表する歓楽街として発展を遂げてきた歌舞伎町は、コロナ禍を経て現在どんな素顔を見せているのか。白土さんがそのカオスな魅力に迫ります。
デザイナー/小説家の池田明季哉さんが20世紀末のボーイズトイデザインを振り返る連載「“kakkoii”の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝」。今回から、90年代半ばにブームとなったビーダマンシリーズを取り上げます。銃器を想起するデザインに潜んだ暴力性に対し、競技ルールに忠実に則る少年たちの「倫理」はどのように立ち向かったのか。
チャットツールを使ったリモートワークもいまや当たり前のものとなりつつありますが、オフラインであれば感じ取れるはずの組織の雰囲気がつかみにくかったりすると、コミュニケーションに問題が生まれてしまいます。
今回は、実際に会社員としてチャットツールを使いながら働く簗瀬さんに、リモートコミュニケーションを円滑に進めるためのコツを紹介していただきました。
東日本大震災から今年で10年。あの日から「被災地」と呼ばれるようになった土地をめぐるため、宇野常寛とPLANETS編集部が東北の地を訪れました。今回は旅の途中に訪れた、宮城県気仙沼市のコーヒーショップ「アンカーコーヒー」を経営する小野寺靖忠さんのインタビューをお届けします。古くから外に開かれた漁業で栄えてきた港町で、小野寺さんが取り組んできたことや、これからの地方のあり方について伺いました。
編集者・ライターの小池真幸さんが、「界隈」や「業界」にとらわれず、領域を横断して活動する人びとを紹介する連載「横断者たち」。今回は、都市環境の微生物コミュニティの研究者であり、バイオベンチャーBIOTAの創業者でもある伊藤光平さんに話を伺いました。「除菌」ではなく微生物の多様性を高めることを目指す方向への衛生観念の刷新、その実現に向けて必要な「微生物の身体性」獲得の方法を考えていきます。
「中東で一番有名な日本人」こと鷹鳥屋明さんが等身大の中東の姿を描き出す本連載。今回のテーマは「恋愛と結婚」です。中東の人たちはどのように恋愛をして、結婚をするのか。アラブ流のナンパの方法から、結婚式の様子、離婚に至るまで、謎に包まれた中東の恋愛事情を実例を挙げながら解説します。
国際コンサルタントの佐藤翔さんによる連載「インフォーマルマーケットから見る世界──七つの海をこえる非正規市場たち」。
今回はウクライナ最大の非正規市場「7kmマーケット」をレポートしていきます。事実上政府公認となっているこのマーケットの実態や成立経緯、そして紛争多発地域での多民族の融和と生活防衛を担う役目を紹介します。
SNSの普及に伴って、「声を上げる」という行為がより一層広がっていった2010年代。オンラインと組み合わさったかたちでの「社会運動」は、いかにして世界を変えてきたのでしょうか? SNS活用を前提とした2010年代の社会運動の成果と課題について、社会運動研究者の富永京子さんが総括します。最新の社会運動研究の成果にも目配せしながら、ソーシャルメディア型社会運動の困難を乗り越える、「手間」と「面倒くささ」ありきのプラットフォーム型活動の可能性に迫る試論を寄せてもらいました。
デザイナー/小説家の池田明季哉さんが20世紀末のボーイズトイデザインを振り返る連載「“kakkoii”の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝」。今回は、これまでのミニ四駆への論考を総括し、情報社会下での男性的美学について考察します。
自動運転をはじめとする近年のAI技術と、ミニ四駆に「魂」を見出す想像力が掛け合わさるとき、どのような美学が発見されるのでしょうか?
NHK出版の編集者・井本光俊さんが「暮らし」や「自然」にまつわるおすすめの本を紹介する連載「井本文庫」。今回ご紹介するのは、野田知佑『日本の川を旅する』。カヤックを使った川旅を日本に広めるきっかけとなり、バイブル的な役割を果たした一冊です。井本さんは、本書の魅力は川旅の体験がもたらした散文的な文体にあると語ります。
チームラボの代表・猪子寿之さんの連載「連続するものすべては美しい」。今回は、東京・けやき坂下で開催中のアート×サウナ プロジェクト「チームラボ & TikTok, チームラボリコネクト:アートとサウナ」の体験をめぐる対話です。サウナで「ととのう」体験は、アートを鑑賞するという「かしこまった」行為に対して、どんな変化をもたらすのでしょうか。