

「宇野常寛」さんについて取り上げた
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「クールジャパン」と呼ばれた時代も久しく、平成年間を経て日本の経済力はじわじわと力を失っていきました。そんななか2020年代の日本文化はどうやって国際競争力を発揮すべきか。アートからアニメ、ファッションや特撮、音楽、あらゆる分野のスペシャリストとともに議論しました。
SNSのプラットフォームがインターネットをどうしようもなく拙速に、窮屈にしてしまっているいま、もっと人間が自由になれる場所を、それも実空間につくることはできないか──そんな考えからはじまったのがこの「庭プロジェクト」です。建築から人類学までさまざまな分野のプロフェッショナルが、官民産学を問わず集まって知恵を出し合う研究会の模様を、これから毎月レポートしていきます。
第1回の研究会では発案者の宇野常寛が、このプロジェクトで、何のために、何をやるのかについて何をやるのかについて話しました。会の後半では、そこでなされた問題提起に対して、「庭プロジェクト」のボードメンバーをはじめとする参加者たちが応答。「コミュニティ」でも「共創」空間でも「コモンズ」でもなく、なぜいま「庭」というキーワードを掲げるのでしょうか? 編集部メンバーの視点からそこでの議論をダイジェストし、いま都市空間に求められているプラットフォームの「外部」について考えます。
SNSのプラットフォームがインターネットをどうしようもなく拙速に、窮屈にしてしまっているいま、もっと人間が自由になれる場所を、それも実空間につくることはできないか──そんな考えからはじまったのがこの「庭プロジェクト」です。建築から人類学までさまざまな分野のプロフェッショナルが、官民産学を問わず集まって知恵を出し合う研究会の模様を、これから毎月レポートしていきます。
初回は発案者の宇野常寛が、このプロジェクトで何のために、何をやるのかについて話しました。
村上春樹『街とその不確かな壁』の発売のタイミングで、僕が半年前に出版した『砂漠と異人たち』に掲載した村上春樹論を期間限定で全文公開します。『街とその不確かな壁』については、近いうちに批評文を発表する予定ですが、この合計約4万字のテキストは『街とその不確かな壁』の予習としても、おそらく多くの読者が頭を抱えるであろう同作を考える上でも大きな手がかりになるはずです。
そして、もし心に引っかかるものがあれば『砂漠と異人たち』の全文を読んでもらえたら嬉しいです。ここで指摘している村上春樹が乗り上げた巨大な暗礁から脱出する方法を、僕なりに考えて示しています。(宇野常寛)
パンデミックによる決定的な社会システムの変容が引き起こされはじめていた、2020年2月。編集長・宇野常寛によるマニフェスト的な主著『遅いインターネット』(幻冬舎, 2020)が刊行されました。
それから約3年。疫病と戦争の時代を経た人類は、ますます「速く」なったインターネットに翻弄され続けています。なぜ人々は、プラットフォーム上の相互評価のゲームに抗えないのか? 『遅いインターネット』文庫化のこのタイミングで、パンデミックから3年間の情報環境の変化を踏まえた中間報告と、これからの対抗戦略を宇野が書きました。
コミュニケーションの場のデジタルシフトがますます加速する一方で、フィルターバブルや陰謀論が象徴するように、見知らぬ他者への無関心・分断が問題にもなっている現代社会。このような時代に街の「公共」性はどのようにあるべきなのか。ポップカルチャーの生まれる街として存在していた渋谷の場で渋谷の場で、「これからの公共空間」について議論しました。
ある夏の日──僕(宇野)はウニモグのラジコンを抱えて、湾岸の埋立地へと向かった。
まるで世界の果てのようなその場所で、出会った「完璧な自由」とは──? 毎回ひとつ「おとなのひとりあそび」を取り上げるフォトエッセイの初回は、組立不要で手軽にはじめられるラジコンカーを取り上げます。
2022年5月、編集長・宇野常寛の新刊『水曜日は働かない』(ホーム社)が刊行されました。水曜日が休みになると1年365日がすべて休日に隣接する──その真実に気づいた宇野は「急ぎすぎ」で「がんばりすぎ」なこの国の人々に提案します。「水曜日は働かない」べきなのだと。毎週水曜日を「自分を大切にするための時間」に充てることにした宇野の日常を綴ったこのエッセイ集の、最初の一章を特別公開します。
僕(宇野)がいま、中高生向けに書いている本『ひとりあそびの教科書』の草稿をこっそり公開する連載の8回めです。天下一品のラーメンにフローズンヨーグルト……今回は僕の日々の「食べ歩き」について教えます。
僕(宇野)がいま、中高生向けに書いている本『ひとりあそびの教科書』の草稿をこっそり公開する連載の7回めです。
今回からしばらく、ひとりの「食べ歩き」の楽しみ方を紹介します。すべては、魔界都市〈函館〉からはじまります。