

「2021年2月」に公開された
選りすぐりの記事一覧です。
デザイナー/ライター/小説家の池田明季哉さんが20世紀末のボーイズトイデザインを振り返る連載「”kakkoii”の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝」。今回は、第一次ミニ四駆ブームと『ダッシュ!四駆郎』について論じた前回に続いて、ミニ四駆の第二次ブームと『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』とフルカウルミニ四駆が宿した「キャラクター」性に迫ります。
EN TEA代表・丸若裕俊さんが日本の伝統的な技術や文化の新しい甦らせ方をさぐる連載の第2回。当初は工芸のアップデートを手掛けていた丸若さんが、なぜ茶づくりを始めたのか。茶師・松尾俊一さんとの出会いや、アート作品とのコラボレーションを通じて見出された、茶という文化の本来の可能性について考えます。
発表の順番を決めるとき、あまったおやつの取り分を決めたいとき……そんなときの解決法といえば「じゃんけん」。このような、じゃんけんを使うときの意思決定は、どちらかといえば「どうでもいい意思決定」ではないでしょうか。
一見、簡単で合理的な方法ですが、参加人数が増えると「アイコ」が続いて時間がかかってしまうこともあります。今回は、インタラクションデザインの観点から、じゃんけんで決めてしまいがちな「どうでもいい意思決定」を効率化する方法を考えます。
僕(宇野)がいま、中高生向けに書いている本『ひとりあそびの教科書』の草稿をこっそり公開する連載の7回めです。
今回からしばらく、ひとりの「食べ歩き」の楽しみ方を紹介します。すべては、魔界都市〈函館〉からはじまります。
今回は『きのこのなぐさめ』を紹介します。「きのこ」にまつわるさまざまな雑学が散りばめられた本書は、きのこの魅力を余すところなく伝えるとともに、配偶者を亡くした著者が、きのこに没頭していくことで悲しみから立ち直るまでの過程を描いています。井本さんはこの癒やしの過程の細やかさに、素晴らしさがあると語ります。
混迷をきわめた米国大統領選は、いま民主主義社会が直面している「分断」の深刻さを、世界中の人々に改めて印象づける出来事になりました。危機感をおぼえる良識的な人々は、この状況を乗り越えていくための「連帯」を呼びかけますが、その問題設定そのものに、かえって問題の根が潜んではいないか。イェール大学助教授で経済学者の成田悠輔さんが、むしろ分断を徹底化する「出島社会」を提案します。
今から20年前、僕(宇野)は同じ学年のひとりのヒーローに出会い、平成仮面ライダーシリーズにのめりこんでいきました。そのヒーローは『仮面ライダーアギト』の主人公、津上翔一。今回は主人公を演じていた俳優の賀集利樹さんに話を聞きに行きました。仮面ライダーを演じていた頃のことや、40代になった賀集さんのこれからについて、いちファンとして、思う存分聞いてきました。