

これまでに更新した記事の一覧です。
生活や就労に障害のある人々が心身のバランスを取り戻していく過程を支援するケア施設「ムジナの庭」。その取り組みへのコミットから得られた身体と環境をめぐる洞察と、近年注目される「民藝」に通底する点について、哲学者・鞍田崇さんが綴ります。
消極性研究会(SIGSHY)による連載『消極性デザインが社会を変える。まずは、あなたの生活を変える。』。今回は簗瀨洋平さんの寄稿です。
終わりそうで、なかなか終わる見通しの立たないコロナ禍の生活。もはや対面とリモートコミュニケーションの環境が共存していくことは避けられないだろうなか、簗瀨さんがハマった格闘ゲームでのオンライン対戦の経験を通じて、これからの社会にふさわしい「消極的な自己研鑽」のあり方を考えます。
文芸評論家の福嶋亮大さんによる、小説と文学の現代的な可能性を改めて考え直していく本格評論。その序論として「心」と「言葉」が交錯する場としての小説の表現特性を原理的に検討します。
滋賀県のとある街で、推定築130年を超える町家に住む菊池昌枝さん。この連載ではひょんなことから町家に住むことになった菊池さんが、「古いもの」とともに生きる、一風変わった日々のくらしを綴ります。滋賀県もいよいよ冬本番。今回は冬至から元旦にかけて、厳しい寒さを乗り切るため菊池さんが手掛けたさまざまな試みをお届けします。
現役官僚である橘宏樹さんが、「中の人」ならではの視点で日米の行政・社会構造を比較分析していく連載「現役官僚のニューヨーク駐在日記」。
ロシアのウクライナ侵攻に対するリアクションが街のそこかしこに現れ、有事の空気感が漂う中で、先端的なニューヨーカーたちが日常の足として使う電動キックボードが象徴する、イノベーションに対するメンタリティについて考察します。
「飲む人」と「飲めない/飲まない人」では、夜の街が違って見える──。そんな経験を生かして、東京の夜の街をもっと多様にするために、素敵な「飲まない」場所を作りたい。今回は、まちづくりにかかわる「飲まない」仲間を集めて、そんな相談をワイワイ話してみました。
リサーチャー・白土晴一さんが、心のおもむくまま東京の街を歩き回る連載「東京そぞろ歩き」。今回歩いたのは八王子周辺です。
横浜や山梨のお土産が(なぜか)置かれていることから、一見土着性を欠いているように思える八王子駅からたどるこの土地の歴史とは? かつての「再現」として作られた「黒塀」と、今なお現存する「黒塀」とを見比べながら、八王子の歴史を語り歩きます。
雑誌『モノノメ 創刊号』収録の「[論考]井庭崇|創造社会における創造の美:クリストファー・アレグザンダーと柳宗悦を手がかりとして」の一部を特別公開しました。パターン・ランゲージ研究の第一人者・井庭崇さんが、日本独自の生活工芸運動「民藝」の思想との関係性に迫ります。
日々の暮らしを営んでいくために必要不可欠な、電気と水。実はこのままだと数十年後には、こうしたインフラは「あって当たり前」ではなくなってしまうかもしれません。そんな「残念な未来」を招かないようにするための実証実験として、「電気と水の自給自足」暮らしが営まれているのが、「オフグリッド・リビングラボ八ヶ岳」。編集部メンバーで施設まで足を運び、そこの“住人”たちと一緒に、エネルギーの未来を徹底的に考えてきました。(Sponsored by U3イノベーションズ合同会社)
ついに書籍化が決定した連載「知られざるコンピューターの思想史」より、連載時から大幅に加筆修正を加えた序章を全文無料公開します。
フォン・ノイマンやゲーデル、タルスキら現代のコンピューターサイエンスの礎を築いた偉人たちの「知られざる」系譜を追う本書。
序章では、ノイマン・ゲーデル・タルスキ3人が集ったとある学術会議から、コンピューターと思想史の重なりを明らかにします。
滋賀県のとある街で、推定築130年を超える町家に住む菊池昌枝さん。この連載ではひょんなことから町家に住むことになった菊池さんが、「古いもの」とともに生きる、一風変わった日々のくらしを綴ります。今回は住まいのある滋賀県から奈良県への小旅行記です。アート作品や神社仏閣に触れる中で、古代から現代に至る人の流れに思いを馳せます。
本日は、2021年9月発売の『モノノメ 創刊号』より、東千茅さんによる書き下ろしエッセイを特別掲載します。
現代日本の都市生活を見つめ直す過程で2015年から奈良県宇陀市に移住し、里山での農耕活動を開始した東さん。そこでの豊かな発見と思索は、著書『人類堆肥化計画』や雑誌「つち式」などのユニークな発信で近年大きく注目されていますが、異種と共生する実際の暮らしぶりの肌感覚について、アイドルの「推し活」になぞらえて執筆していただきました。