

これまでに更新した記事の一覧です。
さまざまな分野の知恵とテクノロジーを組み合わせて、人間が自然と共に生きるあたらしいかたちを模索するプロジェクト「風の谷を創る」。この連載ではこのプロジェクトに関わる多彩なメンバーたちの横顔を紹介していきます。今回インタビューしたのは、スマイルファクトリー校長の白井智子さん。さまざまなかたちで学校に行けない子供への支援活動に関わられてきた白井さんに、「風の谷」で実現したい、新しい教育のあり方についてお伺いしました。
情報技術とデザインによるハックで、シャイな人たちが直面するさまざまな生きづらさに向き合ってきた消極性研究会。そして、あらゆる人々が強制的に「消極的」に暮らすしかない状況が訪れた今、そのユニークな視点と知見は、どんなふうに活かしていけるのでしょうか。今回は番外編として、研究会フルメンバーが(もちろんリモートで)集結し、With/Afterコロナ時代の暮らしと社会を搦め手から考える座談会を行いました。
新型コロナウイルスの感染拡大により、オンラインでのコミュニケーションが拡大しました。慣れてしまえば昔には戻れないほど便利な反面、雑談が生まれにくくなったり、相手の反応が見えなかったりと、やりにくさを感じることもあるのではないでしょうか?
今回は、情報科学者の栗原一貴さんが、自身による大学でのオンライン講義の実践から、やりにくさの原因と、オンラインでのコミュニケーションを促進する方法を考えます。
オンラインならではのやりにくさは、テクノロジーの力で解決できるかもしれません。
人生の孤独を癒やす愛くるしいロボットたちと、家族のように暮らしていくことができたなら……。そんな夢のような生活が、いま少しずつ実現しはじめているのを知っていますか? 2018年の発売以来、各方面で話題を呼んでいるコミュニケーションロボット「LOVOT」のデザインを手掛けた根津孝太さんと、人間と共生する新しいいきもの「ネオアニマ」の創造をめざすロボットクリエイターの近藤那央さんが、コミュニケーションロボットの現在と、それぞれが実現したい未来について語り合いました。
20世紀末ボーイズトイデザインの変遷を振り返ることで、これからの“kakkoii”を探求する連載『”kakkoii”の誕生』。今回は映画版トランスフォーマーが描くことのできなかった「新たな男性性」を、おもちゃと3DCGという表現形式の違いに着目して考察します。トランスフォーマー編、最終回です。
僕(宇野)がいま中高生向けに書いている本『ひとりあそびの教科書』の草稿をこっそり公開する連載の2回めです。
具体的にあそび方を紹介していく前に、今回は孤独に世界に向き合うための「ひとりあそび」の「コツ」として3つのルールを紹介します。
この夏、内閣の経済・財政の最も根本的な運営の軸を定める「骨太の方針2020」が閣議決定されました。「新しい日常」のための徹底した行政のデジタル化を目玉に掲げつつ、決定直前に駆け込むように盛り込まれたのが、「中央銀行デジタル通貨」をめぐる2行の文言でした。これからの日本の行く末に関わるかもしれないその意味を、現役官僚・橘宏樹さんが読み解きます。
みんなで集まって一緒に遊ぶことが、いろいろ難しい世の中になってしまいました。これまでのように羽目を外せないことに、フラストレーションを溜めている人も多いかもしれません。けれども心配ご無用です。当代きっての遊びの達人・AR三兄弟の川田十夢さん、ゲーム研究者の井上明人さんをお招きし、本誌編集長と副編集長で寄ってたかって、世界がこうなってしまったからこその「新しい遊び」を、徹底的に考えました。さあ、一緒に(ならずに)あそびましょう!
アート集団チームラボ代表・猪子寿之さんと宇野常寛の連続対談「連続するものすべては美しい」。今回は2020年7月から福岡に新設された常設ミュージアム「チームラボフォレスト – SBI証券」がテーマです。「捕まえて集める森」「運動の森」という、デジタルテクノロジーでできた2つの森が、ふだん現代人が忘れている感覚をどのように解放するのか、語り合いました。
「不要不急」の外出がはばかられる状況はまだまだ長引きそうで、特に苦しい立場に置かれている業界のひとつが、音楽や演劇といったライブエンターテインメントの世界です。先々の公演予定が真っ白になっていくなか、この危機を逆手に、リモート環境で観客を物語世界に巻き込んでいく「イマーシブ(没入)」型のエンターテインメントがブレイクし、大きな注目を集めています。街からホームに撤退することで、かえって開かれた可能性について、牽引役の仕掛け人ふたりが語り合いました。
大人になって、「遊ぶ」ことがほぼ誰かと「お酒を飲むこと」になってしまって失望したことはありませんか? 本当に楽しんでいるときの遊びって、もっと自由に、まっすぐに、人目も気にせず夢中になれることなんじゃないでしょうか。もし昼の世界での肩書を捨てて、一人のプレイヤーとして真剣に「遊べる」ことができたら、それだけで世界の見え方はだいぶ変わるはず。そんな回路をこの社会に埋め込むため、全力で「遊び」を更新してきた〈遊び人〉の児玉健さんの活動と生き方を、改めてご紹介します。
今月から、僕がいま中高生向けに書いている本の、書きかけの文章をこのウェブマガジンに連載していきます。タイトルは『ひとりあそびの教科書』です。
みんなでワイワイ騒ぐのではなくて、孤独に世界と向き合うからこそ見えて来るものが、味わえる楽しさがある。この本は、僕が子供のころから続けてきた「あそび」を紹介することで、それらを伝えられたらと思っています。