

これまでに更新した記事の一覧です。
「もしよろしければ紹介しましょうか?」、「もしよろしければ紹介してください」と言ったものの、結局紹介に漕ぎ着けなかったことはありませんか?
今回はコミュニティ研究者の濱崎雅弘さんが、紹介・被紹介による「出会い」にまつわるコミュニケーションを考えます。紹介には、意外な心理的負担が隠されているようです。
さまざまな分野の知恵とテクノロジーを組み合わせて、人間が自然と共に生きるあたらしいかたちを模索するプロジェクト「風の谷を創る」。この連載ではこのプロジェクトに関わる多彩なメンバーたちの横顔を紹介していきます。今回は長年出版社でさまざまな編集に携わってきた岩佐文夫さんに、これまでのお仕事について、そして「風の谷」のこれまでの活動について伺いました。「編集者」から見た「風の谷」は一体どんな運動なのでしょうか?
新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界各国の社会体制が抱えていたさまざまな課題が、それぞれに顕在化しました。もちろん日本も例外ではありません。では、コロナ禍が浮き彫りにしたこの国の“ほんとうの問題”とは何なのか、LINEでの全国調査を手がけた宮田裕章さんに伺いました。どうすればこの危機を転機に変えていけるのか、諦めないための対話です。
今回ご紹介いただくのは、土屋智哉さんの『ウルトラライトハイキング』です。 アウトドア・ギアの軽量化が加速した「ウルトラライト」ブーム。それは単なるアウトドア・ギアの流行ではなく、個人が自分の力で自然と向きあうことを重視するアメリカ流のDIY(Do It Yourself)カルチャーからの精神史的な文脈を持つそうです。
「テイクアウト」「応援」「お取り寄せ」「自炊」……。コロナウイルスの感染拡大によって、今、「食べること」を取り巻く環境が徐々に変わりつつあります。今回は、普段「食」に携わるお二人をゲストに、連載「井本文庫」でもおなじみのあの方を司会にお迎えして、編集長・宇野常寛とともにこれからの「食」のゆくえについて語りました。キーワードは「楽しみとしての食」です。
国が国である以上、外すことのできない最も基幹的な公機能のひとつ「教育」。しかし社会に適合する標準的な「国民」を再生産すればよかった時代はとうに去り、いまの教育に求められているのは、「いかに個々の資質や状況に応じた多様性を尊重しつつ、社会を変えうる個人を育むか」の標準化です。この矛盾に満ちたミッションを、現役官僚・橘宏樹さんがチェックします。
甘味・酸味・塩味・苦味につづく基本五味のひとつとして、日本人によって発見された「うまみ」。その奇妙な奥の深さをめぐって、ひょんなことから4人の男たちが語り明かしました。うまみの快楽に秘められた謎を手がかりに、現代人の飲食をさらに豊かな体験にしていくための道をさぐる、珠玉のひととき。ゆっくりお茶を入れながら、味わってみてください。
デザイナー/ライター/小説家の池田明季哉さんによる連載『“kakkoii”の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝』。今回は映画版『トランスフォーマー』シリーズについての論考です。ラジー賞を受賞し「最低の映画」とまで評された本シリーズ。しかしその裏には、アカデミー賞も受賞したクリント・イーストウッドが監督・主演した名作『グラン・トリノ』と、驚くほど類似したアメリカ的な問題設定が隠されていたのです。
この数ヶ月で半強制的な在宅ライフスタイルが広がるなか、ネット連動型の中食フードデリバリーサービスが都市住民の選択肢として急速に浮上してきました。一方で、流動的な配達員の働き方への批判も少なくありません。では、配達員たちの目には、どんな景色が見えているのでしょうか? 実際に配達経験をした批評家の濱野智史さん、芸人のアンチッチさんに、エキサイティングな実情を伺いました。
コロナ禍によって在宅ワークが広がった結果、「家」を中心としたローカルなライフスタイルのあり方が、いま改めて問い直されています。東京の高円寺にある銭湯・小杉湯が今年3月に新たにオープンした「小杉湯となり」は、「銭湯」という場を活かして、あたらしい「くらし」の模索を始めています。プロジェクトを率いる平松佑介さん、建築家の加藤優一さんに、そのねらいと課題をうかがいました。
それはコロナ禍の巣篭もり生活の続くある日のこと。僕(宇野)はふと、思いました。世界中に分断の噴出する今こそ、チームラボのアートこそが世界に大切なメッセージを届けることができるのではないかと。だから、対談集『人類を前に進めたい』の刊行から半年と少し、猪子寿之さんとの対話を、改めて始めていくことにしました。
Netflixを開いて、「今日は何を見ようかな」と悩んでいるうちに時間が経ってしまっていたこと、ありませんか? 居酒屋で、「じゃあ、とりあえずコレで」と注文する串カツ盛り合わせのように、スムーズに決められないのはどうしてなのでしょうか。
工学者の渡邊恵太さんが、串カツ盛り合わせにあって、Netflixにはない、決めやすさの理由を考えます。