

これまでに更新した記事の一覧です。
記念すべき初回にご紹介いただくのは、姜尚美さんの著書『京都の中華』です。にんにくやラードを使わない京都独自の中華料理店を紹介した本書。井本さんがとりわけ文庫版をおすすめする理由とは……?
世界にはパソコンのキーボードをより快適に、効率のいい入力のために「自作」したり「カスタマイズ」したりする人々がいることをご存知でしょうか。僕(宇野)の友人である井上明人さんもそのひとりです。いつのまにかこの「沼」に落ちていた彼はこう主張します。ここには「あのころ」のインターネットがある、と。これはそんな沼に落ちた男が考えたプラットフォームとその「速度」についての論考です。
西野亮廣さんと知り合ったのは、もう10年ほど前のことです。
気がつけばふたりとも世の中の中心からはそっと距離を置いて、その代わり自分たちの立っている場所にもっと深く潜り込んで、そして遠くまでものを投げる方法を試すようになっていました。時々、こうして会って話すと、やっぱりやり方は結構違うのだけど、同じようなことをしようとしているのだな、と思います。
今日から、「遅いインターネット」というコンセプトであたらしいメディアをはじめます。そしてはじめに、このメディアでどんなことを、どんな「手触り」を読者のみなさんと共有したいのかを書いてみました。思想とか理論とか社会的な背景とか、そういった面倒くさいことは本にたくさん書いたので、ここでは「手触り」を大事にしてみました。
『PLANETS vol.10』で最初に「遅いインターネット」の着想を発表したとき、真っ先に相談に乗ってもらった一人が家入一真さんでした。家入さんはインターネットに何ができて、何ができないのか、そして何をできるようになるべきなのかを僕の何倍も考えて、そして実践してきた人だと思います。そんな家入さんと、このウェブマガジンをはじめるにあたって改めてインターネットの「速度」について考えてみました。