

これまでに更新した記事の一覧です。






























治療の一環、あるいは社会復帰のための活動から、回を重ねながら「競技スポーツ」として発展を遂げてきたパラリンピック。近年は義肢装具の飛躍的な進歩によって、パラリンピックのあり方そのものが変わろうとしています。今回は、そんなパラリンピックの歴史をひもときつつ、多様な身体をめぐる社会のあり方を考える寄稿です。書き手は障害者スポーツにも詳しい作家の浅生鴨さんです。

記事を読む近年は、義肢装具などのテクノロジーの発展で、障害者スポーツの選手が健常の選手と互角に競い合うことが可能になり始めています。しかし、義足、義手の選手が金メダルを獲る日が来たとき、社会はそれを「フェアな競技の結果」として素直に認められるのでしょうか? ゲーム研究者の井上明人さんが、ルール設計の観点から多様な身体の持ち主が競い合える「拡張パラリンピック」を提案します。

記事を読む「オルタナティブ・オリンピック/パラリンピック・プロジェクト再考」最終回は、井上明人さんの「拡張パラリンピック計画」(5/5更新記事)の提言に下敷きにした、新たな社会観・人間観をめぐる座談会です。誰もが多様な身体を持ちながら参加できる競争を実現することは、オリンピック/パラリンピックだけでなく、その先の未来の社会を考えることにもつながります。この記事を読んで、ぜひじっくり考えてみてください。

記事を読むこの数ヶ月、世界の主要都市が次々と封鎖され、グローバルなメガシティ化の影で見過ごされてきた問題が明らかになりました。それは同時に、人々が当たり前だと思っていた働き方や住まい方を、足元から見つめ直す機会でもあったと思います。これから先の「都市」は、どんなふうに変わっていくべきなのか。ちょっと大きな問いですが、建築家の門脇さん、ライゾマの齋藤さんと一緒に、考え始めていくことにしました。

記事を読むかつてパリを歩いたベンヤミンは、都市の街路(パサージュ)を人々の多様なつながりと創造性を育む場と考えました。その役目を引き継いだはずのインターネットは、過密なムラ社会と化しつつあると、三宅陽一郎さんは指摘します。街から人影が消えたいま、改めてインターネットを新しいパサージュとして再生させるには。そのヒントを探す、人工知能技術者の思索です。

記事を読むデザイナー/ライター/小説家の池田明季哉さんが20世紀末のボーイズトイデザインを振り返る連載「kakkoiiの誕生」。今回取り上げるのは、1970年代にタカラから発売されたおもちゃ「変身サイボーグ」。池田さんは、これによって切りひらかれた男性的な美学こそが“kakkoii”の源流にあると語ります。

記事を読む人に指摘したり、注意するとき、指摘された側だけでなく、指摘する側もしんどくなってしまいませんか?今回は情報科学者の栗原一貴さんが、スマートスピーカーを利用して、言いにくいことを人に伝えやすくする仕組みを考えます。ちょっと言いにくいな、誰か代わりに言ってくれないかな……と遠慮しがちなみなさん、こんな工夫はいかがでしょうか。

記事を読む浅生鴨さんといえば、NHK_PRのTwitterの初代「中の人」を務めていた方で、ある意味では震災前後の時期のTwitterの象徴ともいえる人です。あれからSNSをめぐる風景は大きく変わりましたが、プラットフォームごとの「ここは、こんな場所」という空気にのまれず、ウェブメディアを「自分のために」使い倒すには?その極意をうかがいました。

記事を読む人間と都市の関係を新たに結び直し、都市集中型社会へのオルタナティブをつくるプロジェクト「風の谷を創る」。この連載では、プロジェクトに関わる多彩なメンバーにフォーカスしていきます。今回登場するのは、熊谷玄さん。なかなか耳慣れない「ランドスケープデザイナー」というお仕事について、玄さんのこれまでのお仕事を中心にお話を伺いました。玄さんのお話を聞くと、普段目にしている「風景」が少し、違って見えます。

記事を読む今回ご紹介いただくのは、料理研究家・土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』です。「家庭料理は、必ずしもおいしいものを作ることが目的ではない」という本書のメッセージに共感したという井本さん。「おいしい/まずい」を超えた「食べること」について、思いを巡らせます。
「遅いインターネット」がこのウェブマガジンと、そして僕(宇野)の書いた本というかたちになって1ヶ月。想像よりだいぶ大きな反響をもらっていて、戸惑っているところもあります。そこで今回は上妻世海さんと僕たちが世の中に投げかけた「遅さ」について話してみることにしました。彼は、僕の知る限り社会の「速度」からいちばん自由な人間です。

記事を読むこの国の未来のために「ほんとうに大事なこと」は、どのように決められているのでしょうか。Government Curation略して「GQ」では、現役官僚の橘宏樹さんが、メディアが報じない重要政策の動向を、折々の「官報」などから読み解きます。今回のテーマは「スーパーシティ」。人工知能やビッグデータの活用で世界最先端の未来都市の実現を目指すというこの特区構想のなりたちを検証しつつ、どんな勝算や課題があるのかを考えます。

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